アメリカ産牛肉と牛の種類について

アメリカ産牛肉は、オージービーフと並んでスーパーで売られているメジャーなお肉ですよね。
個人でお買い物する以外にも、牛丼チェーン店、レストラン、焼肉店など多くのお店でも扱っていたりしますし。
逆に、日本人で食べたことがない人はいないのではでしょうか。

 

米国産牛肉の良い所は、「値段が安い」これに尽きると思います

 

 

僕も買い物に行くときには、良く購入しています(^O^)
広告のチラシを見て、安売りセールしている時は狙い目ですよね(笑)。

 

特に、「100gあたり100円」の時は買い時ですよね!
そんな僕の家庭では、少なくとも週に1度はアメリカ産の牛肉を食べています。

 

 

でも、スーパーで売っているアメリカ産の牛肉って「アメリカ産または米国産」「値段」「グラム数」のラベルしか貼られていません。
なので、アメリカ産の牛肉について詳しく知っているという方は、あまりいないのではないでしょうか。

 

 

そこで、米国産の牛肉にはどんな種類の牛がいるのか紹介していきたいと思います。

アメリカ産の牛の種類

アメリカ産の牛肉にも、「牛の種類」があります。

 

米国産の牛肉には、日本の和牛とも意外な接点があったりするので、興味がある方は是非ご覧下さいね(^_^)

 

 

それでは、アメリカ産の牛肉にはどのような「牛の種類」が存在するのか見ていきましょう。

 

アバディーン・アンガス種

世界3大品種の一つとして数えられているのがアバディーン・アンガス種です。
原産地がスコットランド(イギリス)のアンガス州であることから、このような名称になりました。

 

 

そのアバディーン・アンガス種ですが、日本の和牛の種類にある「無角和種」とは非常に身近な存在なのです。
それは、山口県で飼育されていた在来牛とアンガス種を交配させて誕生したのが「無角和種」だからなんですね。

 

 

 

そんなアンガス種の見た目は、体が全身黒単色で角が生えてないのが特徴です。
赤身と霜降りのバランスが良く、肉質が柔らかくて、ジューシーであることから日本国内のレストランやチェーン店でも目にすることが多い品種です。

 

また、アンガス種にはCAB(サーティファイド・アンガス・ビーフ・プログラム)と呼ばれる認定制度があります
日本でいう、牛肉の等級・格付けと似た制度がアンガス種にはあるんですね。

 

 

CABの認定基準は、「脂肪交雑」「肉付き」「霜降りの度合い」の他に「肩のコブ」なども審査の基準になります。
それで、CABに認定されたアンガス種の割合はというと、全体の10%〜20%と言われています。

 

厳しい審査基準を満たし、CABを認定されたアンガス種は「最高級・最高品質」の牛肉と思っていいでしょう。

 

 

ヘレフォード種

こちらも、アンガス種同様「牛肉の世界3大品種」として有名な種類の牛なんですね。
原産地は、スコットランド(イギリス)のヘレフォード州です。

 

ヘレフォード種は体の色合いは「顔が白く、体は赤褐色」なのが特徴ですね。
そして、ヘレフォード種にもCHB(サーティファイド・ヘレフォード・ビーフ・プログラム)と呼ばれる品質の認定制度があるのです。

 

CHBに認定された牛肉は、最高ランクのヘレフォード牛だということが言えますね。
是非、一度は食べてみたい!

 

 

ショートホーン種

アンデス種、ヘレフォード種に続いて、ショートホーン種も「牛肉の世界3大品種」のうちの一つ
原産地はスコットランド(イギリス)のダラム地方です。

 

牛肉の世界3大和種は、原産地がスコットランドという所が共通しているんですね。

 

 

体毛は赤褐色の中に白い模様がある牛が多いですが、赤褐色単色や白色単色の牛もいます。
また、肉用牛としてだけでなく、乳牛として肥育されていたりもするんですね。

 

 

驚きなのが、明治時代になって、日本にも輸入されたという事実があることです。
東北地方原産の和牛には「日本短角種」と呼ばれる牛の種類がいます。

 

この日本短角種が生まれたキッカケとなったのがショートホーン種なのです。
そのことを考えると、外国産牛と和牛は身近な牛なのかもしれないですね。

 

 

シンメンタール種

シメンタール種は、アメリカで肥育されている頭数が多い牛の種類になります。
原産地は、スイスのシンメンタール谷というちょっと変わった所です。

 

 

体毛の色は、薄い黄色や赤褐色で覆われていて顔が白く、背中など部分的に白いのが特徴です。
明治時代になると、西洋文化が盛んになり、いくつかの外国産牛が日本に輸入されました。
そのうちの一つがシンメンタール種です。

 

 

当時、中国・九州地方では朝鮮牛が多く飼育されていました。
その朝鮮牛とシンメンタール種を交配させて誕生したのが、褐毛和種と言われています。

 

褐毛和種のルーツはシンメンタール種と言っても過言ではないのです。

 

 

リムジン種

リムジン種はフランス原産の牛です。
体毛は赤褐色に覆われ、角がない「無角種」と角がある「有角種」が存在します。

 

非常に筋肉質な牛で、脂肪分が少ないのが特徴ですね。
そのため、肉質が硬かったり、サッパリ・あっさりした味を想像する方も多いのではないでしょうか。

 

 

ですが、リムジン種の肉質はとても柔らかいと言われています。
僕は食べた経験はないですが、「脂肪が少ないのに柔らかいお肉」はまったく想像がつきません(汗)。

 

 

機会があれば食べてみたと思うのですが、国内で販売しているお店はそれほどないんですよね。
フランスに旅行・留学に行けば、食べることができると思いますけどね(^_^;)

 

 

シャロレー種

シャロレー種もリムジン種と同じくフランス原産の牛です。
体は、全身白単色またはクリーム単色で覆われた体毛なのが特徴ですね。

 

こちらもリムジン種と似たような特徴を持っていて、脂肪分が少なく、筋肉質な体質を持っています。

 

赤身肉を好むアメリカ人、イギリス人には人気のある品種です。

 

 

かつては北海道の牧場で多数飼育されていましたが、今はそれほど飼育されている頭数が少ないのが現状です。

 

 

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