牛肉には血圧を下げてくれる効果がある!?
そのコレステロールが原因で、血圧が高くなることを心配している方もいらっしゃると思います。
ですが、確かにお肉にはコレステロールは存在しますが、それほどコレステロールが多い食べ物ではないのですね。
つまり、牛肉を食べることでコレステロール値があがるということは正しくないことが言えます。
コレステロールには善玉と悪玉の2つがありますが、悪玉コレステロールは高血圧になる原因となります。
高血圧になることで、「動脈硬化」「脳卒中」「脳梗塞」「狭心症」「心筋梗塞」など脳や心臓、内蔵の病気になるリスクが高くなってしまいます。
すぐに病気になる可能性は低いですが、高血圧を放っておくのは非常に危険です。
可能な限り高血圧対策をしておいた方が良いでしょう。
その高血圧対策として、牛肉を食べることは有効なのです。
意外だと思った方もたくさんいらっしゃるかもしれないですね!
牛肉に血圧を下げてくれる効果があるのは「タンパク質」と「カリウム」などの栄養が含まれているからです。
牛肉にはタンパク質が豊富に含まれていますし、中でもサーロインステーキには「タウリン」や「オレイン酸」が豊富に含まれています。
サーロインステーキが血圧を下げてくれる働きがあるのは、「今でしょ!」でお馴染みの林修先生の講座でも取り上げられました。
たまたまご覧になっていた方は、すでにご存知かもしれませんね。
「オレイン酸」はオリーブオイルに多く含まれる成分ですが、悪玉コレステロールの量を減らし、善玉コレステロールを増やしてくれる働きがあります。
「タウリン」は、疲労回復や肝機能向上、緊張したりすることで優位になる交感神経の働きを穏やかにしてくれ、血圧を下げてくれる働きがあります。
サーロインには、善玉コレステロールを増やし、血圧を下げてくれる効果があるのですね!
高血圧で悩んでいる方には、魅力的な食材だということがわかります。
ただ、サーロインはお肉の中でも最高級部位なので、毎日のように食べることは難しいですよね。
僕も無理です(汗)。
そのような方は、牛肉の赤身にも良質なタンパク質が豊富に含まれていますので、「赤身肉」を適度に食べると良いと思います。
牛肉は血圧を上げてしまうというステレオタイプ的な見方がされていましたが、そうではなかったんですね。
逆に、高血圧で悩んでいる方は、牛肉は食べておいたほうが良い食べ物だということが言えます。
牛肉を食べることで、血圧が上がってしまうのではないかと敬遠していた方もいらっしゃると思いますが、適度に赤身肉を食べることも必要なのです。
ただ、牛肉には血圧を下げてくれる働きがありますが、食べ過ぎてしまうことだけには注意してくださいね。