雄(オス)牛と雌(メス)牛はどちらが美味しいの?
それは、メス牛の方が肉質が柔らかく、霜降りがたくさん乗りやすく、風味が良いからです。
そう言われてみると、高級ブランド牛を扱っている通販店でもメス牛を扱っているお店が多いような気がしますよね。
でも、なぜメス牛の方が美味しいのでしょうか。
そのことについて、紹介していきたいと思います。
メス牛が美味しいと言われている理由
美味しいと言われている雌(メス)牛にも出産を経験した経産牛と出産をしていない未経産牛とがいるんですね。
どちらが美味しいと言われているのかといいますと、後者の未経産牛になります。
それで、メス牛が美味しいのはオス牛よりも脂がたくさん乗っているからです。
そのため、キレイできめ細やかなスジ(霜降り)も入りやすくなるんです。
また、オス牛の方が性格が活発で良く動き回るので、筋肉が発達しやすいんですね。
そのこともあり、オス牛はメス牛と比べて、肉質が堅くなりやりやすいのです。
メス牛が美味しいと言われているのには、まさにスジの通った理由があるということなんですね。
ただ、最高ランクであるA5等級にも選ばれるオス牛もいます。
A5ランクに選ばれるだけでも険しい道のりなのに、オス牛になると、メス牛よりもさらに道のりは厳しくなります。
そこで、肉用に育てられるオス牛は去勢されることが多いのです。
そうすることで、よりメス牛の柔らかい肉質に近くなるのですね。